センターランドグループの母体をなす会社です。
創立(昭和43年6月)以来、左官技術には定評があり、全国各地の国宝や重要文化財・社寺仏閣・民家等の貴重な古建築に卓越した技術を見せています。
古建築の修復に携わることは、私たちの技術力の確かさを示す証であります。
これらの仕事から学んだノウハウや技術は高品質の住まいを提供するための大きな要素となっており、一般住宅、マンション、工事等の左官・タイル工事に反映されています。
平成22年度 木のまち・木のいえ整備促進事業
「木造住宅・木造建築物の整備促進に関する技術基盤強化を行う事業」において、中島左官の開発事業が採択されました。 詳細はこちら>>
≪土は地球上で最も手に入れやすい素材≫
左官工事の始まりは、昔、土を団子にして積み重ね、壁などにしてきたことだといわれています。その後は石灰や白い土を使い、壁など白く塗る技術や、補強の下地となる"小舞"という木や竹を編む技術が開発されました。
鮮やかな色の壁を作るために土の色を工夫したり、自然に取れるもので色を作ったりもします。砂やワラ、麻などで強度や様々な表情を出すことも可能になりました。
このように、自然素材を使う壁を季節による温度・湿度、また天候によっても微妙な変化があるため豊富な知識が必要な仕事です。柔軟な発想にも彫刻などのレリーフ等の芸術性にも高い技術が必要なため、現在でも新しい素材や工法を取り入れながら建築現場などで様々な仕事をしています。
弊社では全国文化財壁技術保存会(設立1993年4月22日)での研修会を行なっています。
先人たちの優秀な技術の結晶と高度な精神性を現代に伝えることを目的とし、後継者の育成を含む伝統技術の保存と継承、優良材料の確保、壁についての諸々の研究や情報交換をし、文化財の保存に携わっています。さらに他の左官研修にも参加しています。
左官という仕事では、柔軟性・好奇心・向上心が大切な3大要素となっています。道具に関しては一生ものであり、技術も一生ものであり貴重な遺産となっています。
工事名称 | 所在地 | |
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重要文化財 | ハリストス正教会復活聖堂保存修理工事 | 北海道 |
〃 | 備中 松山城 | 岡山県 |
〃 | 伊佐爾波神社本殿他3棟保存修理工事 | 愛媛県 |
〃 | 生善院観音堂保存修理工事 | 熊本県 |
国宝 | 仙台大崎八幡本殿・石の間・拝殿保存修理工事 | 宮城県 |
重要文化財 | 旧太田脇本陣林家住宅保存修理工事 | 岐阜県 |
〃 | 建中寺経蔵保存修理工事 | 愛知県 |
〃 | 旧富山県立農学校本館保存修理工事 | 富山県 |
福岡市文化財 | 西南学院大学ドージャー記念館改修工事 | 福岡県 |
重要文化財 | 三溪園旧灯明寺本道保存修理工事 | 神奈川県 |
〃 | 旧黒澤家住宅主屋ほか5棟保存修理工事 | 秋田県 |
〃 | 那古寺観音堂保存修理工事 | 千葉県 |
〃 | 頭ヶ島天主堂保存修理工事 | 長崎県 |
〃 | 明治村内旧三重県庁舎保存修理工事 | 愛知県 |
〃 | 崇福寺 鐘鼓楼及び媽姐門保存修理工事 | 長崎県 |
〃 | 小諸城大手門保存修理工事 | 長崎県 |
〃 | 大日本報徳社保存修理工事 | 静岡県 |